「矯正歯科で集患を増やしたいけど、リスティング広告って難しそうで大丈夫かな…」と感じている方もいるでしょう。
費用対効果がちゃんと出るのか、どんなキーワードを選べばいいのか不安に思うのも当然です。
リスティング広告は、正しく運用すれば矯正歯科への集患を飛躍的に向上させる強力なツールになり得ます。
この記事では、実際に、歯科向けのWEBマーケティング支援の経験から導かれた矯正歯科の来院予約を増やすためのWEBマーケティング、特にリスティング広告で重要なポイントをまとめてご紹介します。
リスティング(検索)広告とは?
リスティング広告は「地域名 矯正歯科」など近くで歯科矯正できるクリニックを探している人に広告を表示させることができます。しかもディスプレイ広告などと異なり、今まさに矯正相談に行きたい等の意欲が高まっているタイミングにあることが多く、来院までつながりやすい点が最大のメリットです。
検索広告はGoogle検索結果の自然検索結果より上に表示されます。対策してから結果がでるまでに時間がかかるSEO対策と異なり、開始直後から狙ったキーワードの上位に広告を表示させることができる、即効性がある点も大きなメリットです。
多くの場合、歯科医院及び矯正歯科医院での来院集客の手法としては効率の良いWEBマーケティングになるため、集客を強化したい際には優先的に取り組んでいきましょう。
リスティング広告の成果を最大化させるポイント
リステインング広告は様々な設定や日々の調整が重要になります。調整要素が多いため成功させるには様々な点に注意して広告を配信することが重要です。ここからはリスティング広告を成功させるために重要な点をご紹介します。
キーワードを精査する
リスティング広告で最も重要な要素の1つがキーワード選定です。特にどのような地域ワードを設定するかが重要です。地域名を含まないキーワードを設定してしまうと、遠方のユーザーに広告を表示する可能性が高くなるため、遠方からでも来院したいと思う程の相当の強みがある場合を除いては来院予約を獲得するのは困難です。どの地域までであれば来院につながりやすいかを考えてキーワードを選定しましょう。
ただ開始時から、必ずしも最適なキーワードを設定できるとは限りません。広告を配信しながら、成果の良いキーワードを探し、複数のキーワードにチャレンジしながら、キーワードの追加や、逆に成果の悪いキーワードを除外していく等の調整が重要になります。
成果を正しく計測する
矯正歯科クリニックでリスティング広告を実施する際の目的は多くの場合、新規の歯科矯正無料相談予約になるでしょう。WEB広告のメリットの1つに成果を正確に計測でき、”広告費2万円で矯正予約相談予約が1件取れた”など明確に広告費用対効果がわかることです。
ただ多くの歯科クリニックで、リスティング広告を実施はしているが、予約管理ツールの仕様で公式HPの訪問数や予約ツールへのリンクのクリック数までしか計測できていないケースがあります。これでは、広告費用対効果が計測できないだけでなく、広告の成果改善に向けた取り組みも進めらません。そして多くの場合、予約システムまで到達したユーザーのほとんどは実際の来院予約までたどり着いてません。広告費を無駄にしてしまっているケースが多いため、改善が必要になります。
弊社では、個々の歯科医院様に応じた対策が可能ですので、計測でお困りの際には是非ご相談ください。
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広告表示オプションを活用する
テキストの広告の成果をよりアップさせるために重要なのが広告表示オプションです。様々な種類がありますが、歯科のリスティング広告に特に重要なのが、コールアウト、構造化スニペット、サイトリンク、電話番号、画像、住所です。これらはできるだけ設定するようにしましょう。
設定することで、それぞれのオプション独自のメリットを得ることができるだけでなく、広告が表示されやすくなったりクリックされやすくなったりする効果が期待できます。
Googleビジネスプロフィールに登録する
広告表示オプションの住所を設定する際に必要となるのがGoogleビジネスプロフィールです。事前に、登録を済ませておく必要があります。Googleビジネスプロフィールとは自院名や「近隣地域 矯正歯科」などでGoogle検索された際に出てくる自院の情報をGoogle側がまとめた情報になります。自院で新規制作しないと出現しない場合だけでなく、勝手に作成されている場合もあります。いずれにせよ、必要な手続きを経て自院で管理できる体制にしておきましょう。
Googleビジネスプロフィールを活用し情報発信を行うことで直接的な集客力を上げることができるだけでなく、Google広告と連携させることで、広告経由のクリニックを知り、Googleビジネスプロフィール経由で予約した人の数なども把握が可能になります。
自院名(指名)での検索の扱いを検討する
”〇〇駅前矯正歯科クリニック”のように自院の名前で検索された際に広告を出稿することを”指名検索での広告出稿”と言い、広告を出さなくても予約してくれる人たちに広告を出して、広告費の無駄ではないか?と考えられています。基本的には指名検索は広告費の無駄になるので、出稿しなくて良いと考えていますが、指名検索での出稿が必要なケースもあります。
それは自院名もしくは自院を検索する人が一般的に使用するキーワードでの検索結果に他院の広告が出てくる場合です。その場合、自院に来院しようと思っていた人を他院にとられるリスクが発生してしまうため、その防御策として指名検索へも広告を出稿するという方法を取ります。指名検索でのクリック単価は低い場合が多く、それほど大きな広告費とはならないことも多いので、他院の広告出稿が自院の自然検索結果の上に出てくる際には、ある程度の出稿は必要と考えるケースが多いです。
サイトの改善も重要
リスティング広告自体の改善と同じくらい重要になるのが、広告をクリックした後にユーザーが訪れるサイトです。公式HPや特設のLP(Landing Page)に遷移させているケースが多いと思います。サイトがあまりよくないと、いくらリスティング広告で質の高いユーザーを集客してもなかなか来院予約までつながりません。
また公式HPより特設のLPの方が必ずしも成果が良いとは言えない場合もあります。その場合に備えて、両方のページを広告の遷移先に設定し、ABテストを経てより良い方を採用していくプロセルも重要になります。
ただこのサイト改善を進める上で難しい点がそれぞれの専門性の違いです。WEB広告会社はサイト改善に詳しくなく、逆にサイト制作会社はリスティング広告に詳しくありません。弊社、タッグクロスマーケティングでは、サイト制作とWEB広告運用の双方に詳しい運用者が担当し、GA4、ヒートマップツールやABテストツールを活用しながらリスティング広告運用とサイト改善を進めていくことが可能です。
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医療広告ガイドラインを守る
歯科医院が広告運用する際は「医療広告ガイドライン」に注意する必要があります。
医療広告ガイドラインとは、医療機関における広告規制の内容が記されているルールブックのようなものです。患者さんに誤った情報が伝わると甚大な健康被害となるため、厚生労働省策定した広告規制です。
医療広告ガイドラインで禁止されている内容は以下の通りです。
比較優良広告
-虚偽広告
-誇大広告
-未承認医薬品や治療内容の広告
-主観にもとづく体験談や記述
-ビフォーアフターの写真
-公序良俗に反する内容の広告
-品位を損ねる内容の広告
リスティング広告はこの医療広告ガイドの対象媒体と判断されています。もし違反すると措置命令や罰金だけでなく、患者さんから信頼を失うので要注意です。
SNS広告との併用も検討する
リスティング広告である程度、成果での成果が頭打ちになってきた場合には、他のWEB広告を試してみるのがお勧めです。その際の候補となるのが、Instagram広告です。歯科矯正の来院予約を希望するなどの数少ないユーザーを発見し、そのユーザーに向けて広告配信を最適化していく能力に優れており、検索広告について成果の良いWEB広告媒体になります。またTikTok公式アカウントを運用しているなどの、動画素材が豊富な場合などはTikTok広告の実施もお勧めです。
SEO対策の進め方
リスティング広告と同様に集客に重要になるのがSEO対策です。特定のキーワードでGoogleやYahoo!JAPANで検索された際に、広告枠の下に出てくる候補として上位に表示させるための対策になります。特にピンポイントの地域名+ジャンル(歯科や矯正歯科)で1位や2位に入らないと、そこからの集客はほとんど望めません。医院の名前も大きく影響してくるので、できるだけ開業前から意識して取り組むことが重要です。
SEO対策は手法が非常に多岐にわたり、最新のノウハウのアップデートも多く難しいジャンルとされています。特に専門のブログ記事(コンテンツ)を定期的に作成しアップしていくコンテンツマーケティングは費用も期間も多く必要になってきます。
ただ最低限のSEO対策は、そこまで大変ではなく、且つ、効果は複雑なコンテンツマーケティング等と比べて高いため取り組みの優先順位は非常に高くなります。ただ様々な歯科クリニックのHPを見てみると、基本的なSEO対策を考慮せずに作られているサイトが多く見受けられる状況です。
タッグクロスマーケティングではWEB広告運用やサイト改善と平行して、基本的なSEO対策サービスも提供しています。
矯正歯科のリスティング広告に強い広告代理店、タッグクロスマーケティング
これまで説明してきたように、歯科クリニック、特に矯正歯科におけるリスティング広告は重要な集客手法の1つです。実施においては広告媒体の成果を最大限引き出す最適化の他にも、計測体制の整備や、サイト改善、SNS広告やSEO対策などの取り組みも重要になってきます。
タッグクロスマーケティングではWEBマーケティング全般に精通したメンバーが、歯科医院の支援で得たノウハウを活用し総合的な集客支援サービスをリーズナブルに提供しています。現在、歯科医院、特に矯正歯科の集客でお困りの方や、これから取り組みを始められる方は是非一度ご相談ください。